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FA43mm F1.9Limited

FA43mm F1.9Limitedを買った勢いでブログを始めました。 最近は鳥ばかり撮っているともいいがたい現状。望遠レンズもってフィールドに出かけるのはやっぱりいいんですがね。

バーダーの勧め

鳥見の話。

バン
E-510で撮影した、バンです


たぶん、鳥見を始めた方は、何かしら理由が有ったのだと思う。

 ・知人にバーダーが居た
 ・鳥見のBlogを見て、自分もやってみたいと思った
 ・散歩していたら、カワセミに会ってしまった...等々

ただなんとなく始める人は少ないだろうと思います。

やったことが無い人には解りにくいとは思うのですが、ネットにたくさんある、珍しい、美しい鳥の姿を眺めるのも良いですが、自分の目で見て、自分でカメラに収める事ができた感動に比べたら、雲泥の差が有ることに、鳥見に行った人は気が付いていますよね。

自分がそうだからですが、珍しい鳥の写真が見たいだけなら、図鑑を買ったり、DVDを借りたり、ネットで、お気に入りの達人達のBlogを巡ったりした方が、自分で下手な写真を撮るよりもずっときれいなのを見ることができます。
でもね。達人が撮ったタンチョウのダンスよりも、自分で撮った(下手くそな)コハクチョウの方が、数倍も感動が有ったりします。
これは、覗いてみないと分からない世界で、でも、踏み込んだ方が仕合わせなのか、踏み込まない方が仕合わせなのかは、何とも言えない世界ではあります。

では、鳥見を始めたいと思ってしまった(不幸な?)方に...
知人がやっておられるなら、まずは先輩の意見を聞いて、先輩の後についてまわって学ぶことが多いと思います。
迷惑でも、最初はいろいろ連れて行ってもらいましょう。

知人にバーダーがいない方に...
良い世の中になったもので、ネットでいろいろ情報収集ができます。

まず、見るだけの世界があります。観察は基本です。
野鳥観察園などという施設が有れば、もしかしたら望遠鏡も置いてあるかもしれませんので、その辺からやってみると良いかもしれません。

次は、双眼鏡を買いましょう。
なかなか、何を買えば良いのか分かりにくいですが...
ズバリ、倍率は8倍(か10倍)で、ズームでは無いのを買いましょう。
ズームは害にしかならないし、あまり倍率が高いと導入(鳥を視野に入れる)もできないし、手ぶれで見ていられません。
お値段も様々なのですが、明るいのは高いし重いです。
でも、初心者が安物で良いかと言うと、そうでも無いのですよね。
なかなか難しいですが、少し奮発する事をお勧めしておきます。
眼鏡をかけている方は、アイポイントの長いものが良いです。
詳しくは、ここに少し書いています。

日本野鳥の会の支部でも、探鳥会をやっています。
どこに行けば良いのか分からない方は、そういうのも良いかも?です。

干潟の鳥とかを見たい方は、(遠いですから)フィールドスコープも良いです。
三脚が面倒ですが、見つけた鳥を2人で交互に見ることもできます。
デジスコを視野に入れている場合は、その辺(EDレンズ使用)も含めてオーバースペックで行くのが良いでしょう。
20-30倍でも、恐ろしくよく見えます。
口径60mmぐらいなら、すごく高価になることは無いでしょう。

※フィールドスコープは、三脚に載せる単眼の望遠鏡です。


さて、やっぱり写真に残したいと思ってしまったあなた...
選択肢は3つ

1.高倍率一体型デジカメ(+専用テレコン)
2.一眼レフ+超望遠レンズ
3.デジスコ
ですかね。

1.はたぶん一番お手軽ですが、拡張性が少ないです。
でも、双眼鏡と高倍率デジカメでフィールドを行くのは、軽装で良いですよ。
費用対効果も良いですし、手ぶれ補正がついて「歩留まり」も悪くないです。
換算で500mmぐらいまでは対応します。4-5万ぐらいでしょうか?
が、500mmというのは、バーダー達に言わせると広角レンズなのです(滝汗)
中には専用のテレコンが付くモノがあり、800mm程度まで拡張できるモノがあるようですが。
高倍率コンデジは所有したことが無いので、使い勝手等は良く分かりません。


2.今、一眼レフ(デジカメ)を持っているなら、とりあえずSIGMAかTAMRONの70-300mmを買って挑戦してみるのも良いかもしれません。2万程度です。
NikonとCANONの方は手ぶれ補正が無いので苦しいですが。
お値段の割には、良く写ります(テレコンは駄目ですよ)
各社純正の手ぶれ補正付きのレンズも有ります。300mmまでなら割とお手頃価格です。

APS-Cの一眼レフの場合、画角が1.5倍ですから 300mmが450mm相当になります。
が、450mmではまだまだ鳥が遠いのです。
近くに来てくれた時には良い絵が撮れますよ。

超望遠の世界は、手ぶれ、ミラーショック等との戦いです。
300mmより500mm。500mmより600mmと焦点距離が伸びていくと、飛躍的に厳しくなります。
手ぶれ補正が優秀とはいえ、どうもピントが来てないなぁという画像の大半はブレだと思った方が良いです。
三脚に載せればぶれないと思うのは甘いです。やわい三脚の方が害がありますから。
有る程度以上の三脚は、いきなり高価です。また重くなります。
雲台もしかり。載せるカメラも重くなります。ちょっと上を狙うと体力勝負になりますね(財力もか)。

一眼レフで、いま一番お手軽なのは、りかゆんが使っている OLYMPUSのE-510(もしくはE-520)と、純正70-300mm これで、換算600mmまでカバーします。
お値段も、E-510なら合わせて8万円ぐらいから。これなら、全体にそこそこ。
CCDシフトの手ぶれ補正なので、手持ちでも結構いけます。
重さも、全部で1100g たいしたこと無いです。
このあたりで撮れる絵が一番歩留まりが良いのかもしれません。

それ以上を望んだ場合は、なかなか大変な世界です。
手持ちもできる最強の武器はたぶん CANONのゴーヨンこと、500mmF4 3.8キログラム超、実売70万円?! さすがは、CANONの白い巨砲、L単(Lレンズ単焦点)ですね。もちろん、爆速超音波モーターで手ぶれ補正付き。
Nikonにも有りますが、こちらは100万円ぐらいします。
なんでゴーヨンかというと、これなら1.4xテレコンを付けてもAFが利くのです。
きちんと決まった時の切れ味は、他とは別次元のモノがあります。
Zoomで500mmまでのも有りますが、Zoomにテレコンを付けると描画がずいぶん甘くなってしまいます(F5.6以上なら、AFも怪しい)それなら、トリミングでも良いかも?と思います。気持ち的には、900mmぐらいが欲しいのですが。

3.デジスコは最近では割と入りやすい世界になりました。「デジスコ」で検索してみてください。
1000mm以上望遠を望むなら、デジスコが近道かもしれません。
が、デジスコは一眼レフとは違って撮影にストレスが有るのです。
液晶を見ながらの導入になるので、ダイレクト感が薄いです。
なんか、半分カメラ任せで適当に撮った中から、偶然上手く写っていたのを拾い出す感じです。
止まりモノはそこそこ良い絵が撮れると思います。

もちろん、大まかなピントは、スコープ側でマニュアルで合わせます。
Zoomテレ側に振った遠い鳥は、やっぱりぼやけてしまいます。
こういう本も有りますが、まだまだ過渡期のアイテムですから、どんどん変わっています。

また、デジスコ用に用意するコンデジのモデルサイクルは短いです。
が、はっきり言って専用のアダプタが供給されるコンデジを指名買いするしか(普通の人には)選択肢はありません。せいぜい3種類ぐらい。

が、比較的あっさりと1000~3000mmの世界に踏み込めます。
費用は、15万~30万ぐらいからスタートですか。
とりあえずショップの人の言うままに買って始めると、半年も経たないうちに全部システムの入れかえなどという事もあるので、良く情報収集をやりましょうね。
60mm口径でいくのか、80mmまで視野に入れるのか。

ちなみにデジスコというのは、フィールドスコープに、専用のアダプタを介して、コンデジを付けて撮影する方法です。
スコープ+接眼レンズ+アダプタ+デジカメ+三脚は最低必要です。
エンジン(カメラ・スコープ)よりも、足回り(三脚)の方が大事です。
これも、60mmクラスなら、まぁまぁのお値段で収まりますが、80mmクラスを載せて、フィールドを歩き回ろうとしたら、カーボン三脚が欲しいですし、いきなりお値段が高くなるのがネックです。

コンデジはミラーショックが無いので、三脚に全てを任せてケーブルレリーズでそっと押します(だからこそ、三脚が大事)
大容量メディアに任せて、連写でたくさん撮るので、整理が大変です。
写しているという感じが希薄なのが、一番ストレスかもしれません。


鳥見は楽しいです。
自然の中で、四季を感じながら過ごす時間は、とてもよい気分です。
同じ干潟でも、順々に渡って来る鳥たちを眺めつつ、もうこんな季節なんだなと感じることができます。
今なら、あそこへ行って、あの鳥が見られるかもしれない。
来週なら、あそこにあのこが来ているかもしれない。

野鳥はひどく臆病で、すぐに逃げてしまいます。
近づけ無いから、望遠レンズが要ります。
難しいから、楽しいのかもしれません。

バン
こちらは、デジスコ
必ずしも、アップが良いとも限りません。



E-510+ED70-300
ED82+P5100(デジスコ)


  1. 2008/06/15(日) 00:00:08|
  2. ☆E-510
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プロフィール

はりー

Author:はりー
休みの日は、りかゆん(家内)と二人で鳥見生活。

何かと用事が多くて毎週鳥見に行けないのがちょっと不満です。

次期主力望遠で悩んで、結局EOS R7に落ち着きました。

古い、EF400mmF5.6Lに1.4xテレコン付けて撮ってます。近い鳥は、RF100-400で。
元の主力、PENTAX K3 MK3+HD560mmと併用です。
R7は、バッファが少ないですが、JPEGなら問題ありません。

連写も速いし、鳥瞳認識AFは別世界です。

またまたキワモノのRF800mmF11を買ってしまいました。

案外使えます(軽いし)

りかゆんは 手持ちでしか撮らないので、LEICA 100-400mmと、僕用に買った G9proでしたが、手振れ補正やらAFやらが全然違うのでりかゆん専用になってます。G9良いです。

欲望は限りがありませんが、基本「気持ちよく」シャッターが押せたらそれでいいです。

なお、掲載画像の無断使用はご遠慮お願します。ご連絡いただいたら対応致します。

画像にはEXIFが含まれていますので、シャッタースピード、ISO等ご参照ください。

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